中卒で正社員就職を目指すなら

1.中卒者の就職状況

 2013年5月に厚生労働省が発表した『平成24年度「高校・中学新卒者の求人・求職・内定状況」取りまとめ』によると、中卒者の就職率は59.4%で、前年同期比から2.7ポイント増加しました。求人数も0.7%アップしており、景気回復が見込める今後は、さらに増加することが予想されます。

 現在、中卒で仕事探しをするひとの大半が、高校を中退して最終学歴が中卒になったひとです。中学校の先生の指導の下で就職活動を行うのと、高校中退者が就職先を探すのとでは、情報量に差が生まれます。求人情報誌でアルバイトを探すのもよいですが、一度非正規雇用で働き始めると、そこから正社員の就職を目指すのは、かなりハードルが高くなってしまいます。学歴不問で採用してくれる企業の中には、ブラック企業も含まれていますので、プロのサポートを受けながら、仕事探しをするのが、中卒者には最もおすすめの方法です。

2.中卒者の強み

 では、就職で中卒者が強みをアピールしようと考えたとき、何を伝えるべきなのかを考えてみましょう。中卒者で就職をするということは、若くして社会に出ることを選択したひとたちだということです。同年代の若者に比べると、若いうちから技術や経験を積んだ分、社会で役立てる機会が多くなります。職人や技術系の仕事に就けば、学歴より職務経験がものを言います。若くから弟子入りして修行するという選択肢は、中卒にピッタリです。

 また、中卒であっても取得可能な資格をとることで、職業選択の幅を広げることができます。運転免許や宅地建物取引主任者など、仕事に直結する資格をとれば、それはライバルに差をつける強みになります。

 接客業なども、中卒者が就くケースが多い仕事の一つですが、会社によっては正社員登用制度を設けているところがあります。アルバイトを探す時点で、正社員登用制度がある働き口を探せば、自分の仕事ぶりを評価して、採用してもらえる可能性が高まります。若くて吸収力がある、あるいは世の中を知っている分我慢がきくなど、中卒者ならではの強みを意識し、最大限にアピールしましょう。

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3.企業がどんな人材を求めているのか

 採用する企業側の立場にたって、どんな人材を求めているのかを考えてみましょう。業界や職種によっては、学歴が大きくものをいう仕事もありますが、ヒューマンスキルという観点でみると、求める能力には共通点があります。

ここがポイント
・仕事に対して積極的であること。
・状況に応じて考え方や行動を変えられる柔軟性があること。
・社内外のひととの交流に支障がない、外向性があること。
・仕事の計画を立て、もれなく遂行できる緻密性があること。
・仕事を進める際に関わる人たちに対して、さまざまな配慮やサービスを提供できること。
・何事もフットワークよく進められる機敏性。

 中卒で就職を選択する場合、年齢が若く、社会経験が浅いですから、敬語やマナーなど、社会人としての基礎が身についていないことが多いので、この点は練習してできるようになる努力が不可欠です。ですが、企業が求めるヒューマンスキルに関しては、中卒者でも仕事の進め方を意識することで、満たすことができます。大事なのは、自分だけの考えやペースで物事を進めるのではなく、周囲の状況や要望を察して、協調して仕事を進めようとする配慮です。一人前の仕事ができるようになるまでは、上司や先輩の指導を素直に聞くことも、大切な能力になってきます。

 応募書類や面接では、そうした素直さを全面的にアピールするのも一つの方法です。自分が応募する企業で、何を求められているのかをしっかり考え、採用試験に臨みましょう。

4.転職サイトなら求人が探しやすい!

 中卒で就職活動をしたときは、中学校の先生や地元のハローワークの方に求人を探してもらうケースが多かったはずです。ですが、高校中退などで最終学歴が中退になってしまった場合は、学校の就職支援を受けることができません。そこで活用してほしいのが、転職サイトです。

 転職サイトなら、全国各地のさまざまな業界・職種の求人が豊富に集まっていますし、「学歴不問」「中卒」などの条件で検索をかけると、簡単に応募可能な求人情報にアクセスできます。また、転職サイトはコンテンツが充実しており、求人票の見方から仕事選びのポイント、応募書類の書き方、面接ノウハウなど、実際の就職試験に役立つ方法を調べることができます。学歴不問の求人の中には、ブラック企業が含まれているケースも多いので、求人でそれを見分ける方法などは、知っておいて損はありません。

 転職サイトにも、運営する企業ごとに得意分野がありますので、複数のサイトに登録しておくと、より多くの求人情報を探せるようになります。中には専任のキャリアコンサルタントの個別サポートが受けられる、転職エージェントのサイトもありますので、まずは問い合わせをしてみてはいかがでしょうか。

中卒でも満足のいく就職を果たすために

 現在の日本の高校進学率の高さを考えると、中卒で満足のいく就職を果たすのは、確かにハードルが高いものです。ですが、東京オリンピックの決定に伴い、建設業界の需要が増える見込みがあること、住宅ストックの活用が課題のリフォーム業界は活況であること、少子高齢化が進み介護業界は慢性的な人手不足であることをみても、中卒で就職できる業界はたくさんあります。運転免許をとって運送業についたり、サービス業や接客業に就くひとも、中卒者には多いです。

 就職に際して、必要な資格やスキルの取得を視野に入れれば、将来につながる仕事を見つけることができるはずです。自分が長く続けられる業界や職種は何かをしっかり考え、自分自身も努力して、キャリアアップが望める就職を探してみてはいかがでしょうか。

 また、高卒認定の資格をとったり、職業訓練校に通って技術を身につけることも、中卒者の就職活動を後押ししてくれます。そうした幅広い選択肢の中から、自分が取り入れやすいものを選んで、少しでも条件のよい就職が実現できるように準備しましょう。

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